よくあるご質問
ハンダ付け用材料について(セラソルザシリーズ、セラリボン)
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セラソルザシリーズのラインナップを教えてください。
有鉛タイプのセラソルザと無鉛タイプのセラソルザ・エコがあります。
また、セラソルザは#186、#224、#246、#297、セラソルザ・エコは#155、#182、#217の型式があり、それぞれの型式の数字が融点を表しています。詳しいラインナップはこちらをご覧ください。 -
セラソルザと普通のハンダの違いは何ですか?
通常のハンダが拡散結合(合金化)によって接合されるのに対し、セラソルザはその成分に酸素と結合しやすい金属を含んでおり、その金属が材料表面の酸化膜と結合し接合されます。
そのためガラスやセラミックスなど、従来ハンダ付けが難しいとされたものにも接合することが可能です。
[超音波ハンダ付けの原理] -
セラソルザはなぜガラスに付くのですか?
通常のハンダは、融点以上に加熱することにより母材との接合面で交じり合い、その結果合金が生成し接合されます。
それに対し、セラソルザ(セラソルザ・エコ)には、酸素と結合しやすい金属が含まれており、その金属が材料表面の酸化膜と結合し接合されます。
[超音波ハンダ付けの原理] -
どうしてハンダ付けに超音波が必要なのですか?
超音波によるキャビテーション効果が得られるためです。
キャビテーション効果とは、超音波によりハンダ中に生じた気泡が破裂する際に起こす衝撃波が、酸化膜や母材表面の油脂・ゴミ・
埃等を除去し活性化させる作用のことです。
[超音波ハンダ付けの原理] -
サンボンダでセラソルザでないハンダを使うとどうなりますか?
お使いいただくことも可能ですが、その場合、ハンダ付けしようとする対象物が易ハンダ付け性金属(=ハンダ付けしやすい性質の金属/例えば銅、金など)に限られます。
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サンボンダとセラソルザを使うとどんな材料に接合が可能ですか?
ガラス・セラミックスなどの酸化物、また窒化物、炭化物、タングステンやモリブデンといった難ハンダ付け性金属と呼ばれるものなど、ほとんどのものに接合することができます。これは全ての物質が、表面にごく薄い酸化物層を持つためです。
[超音波ハンダ付けの原理] -
セラソルザ各種の成分を教えてください。
セラソルザ・エコの成分は、Sn-ZnにIn,Sb,Alが添加されたものです。
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セラソルザの型式の数字はどのような意味なのでしょうか?
セラソルザやセラソルザ・エコの型式の数字は融点を表しています。例えば#186は融点186℃、#217は融点217℃となります。
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セラソルザの形状はどのようなものがありますか?
通常は、糸状のセラソルザがコイル状に巻かれている形状ですが、棒状、リボン状などその他特殊形状に成型が可能で、用途に合わせてご相談いただくことができます。
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セラソルザの長さはどのくらいですか?
セラソルザの型番により、比重や体積が変わってくるため、型番や太さによって長さが違ってきます。
例えば、同じ150g巻きのハンダでも、#186は約2,275cm、#297は約1,769cmとなります。
詳細をご希望の方は、直接お問い合わせください。 -
安全データシート(MSDS)が欲しいのですが。
メールまたはFAXでお送りすることが可能ですので、お問い合わせください。
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